父の死後借金が発覚〜民事再生を弁護士に相談・依頼した方の体験談

20代男性Cさんの債務整理体験談〜癌で亡くなった父の借金〜

皆さんは民事再生という言葉を聞いたことがありますか?
ニュースなどで聞いたことがあることはあると思いますが、実際にはどのようなことが起こるのでしょうか。
今回は個人の民事再生を弁護士に依頼した方の体験談をご紹介したいと思います。

 

なぜ借金をしたのか・どのくらいの借金か?

兄弟

 私の父が癌になり、闘病の末にこの世を去りました。

商才がありバブル期にメキメキと頭角を現した父親は仕事も順調で、お陰で私が幼い時はとても裕福で贅沢な暮しをさせてもらいました。

 

その後弟2人が産まれ男3兄弟、食べ盛り・やんちゃ盛りの私達を育てている頃に父親の仕事が立ち行かなくなり、思えばその頃から借金まみれの生活だったのだと思います。
学生だった私達は借金を抱えていることは全く知らず、私が社会人3年目になった冬に父が亡くなった後、初めてこの事実を聞かされました。

 

お袋は宝石も着物も売れるものは何でも売って1円でも多く借金の返済に充てましたが、それでも300万円ほどの借金が残りました。
お袋は専業主婦でしたので借り入れが出来ず、仕方なく私がキャッシングなどで賄うことになったのです。

 

債務整理を決意した理由

結婚・マイホーム

私には大学生の頃から付き合っている彼女がおり、その彼女と結婚をしたばかりでした。

お陰さまで大手企業に就職していたので、結婚と同時にマイホームも購入したばかりでした。

 

私の家庭内の諸事情で彼女まで不憫で苦しい思いをさせるわけにはいかない、どうにか家だけは死守したいと思い、そうすると個人の民事再生しか道はないと知り何とか返済の目途を立てて生活を立て直さなくてはと思ったのがきっかけです。

 

弁護士に相談した時の心境

私の話を聞き、「それは若いうちから大変な思いを経験したね。親思いで優しいけれど、不憫でならないね。」という言葉を掛けてもらい、思わず泣きそうになりました。
ギリギリの生活の中で、母親でさえそんなことを言ってくれませんでした。

 

この時、「そうだ。何で自分がこんな苦しい思いをしているんだ。」という父親への怒り・自分への葛藤で複雑な気持ちになったことを思い出します。

 

弁護士の対応は

住宅ローンを支払いながらその他の借金整理するためには、やはり個人の民事再生を利用するしかないということで、その方法で進めることになりました。

 

個人再生を行った場合のメリットやデメリットをしっかりと話して下さり、安心して申し立てをお願いすることが出来ました。

メリット
  • 家を残したまま、他の借金を整理することが出来る
  • 私の場合、最大100万円まで減額出来るので月々の返済額が大幅に減る
  • 過払い金の請求も出来る
デメリット
  • 信用情報機関に登録されるので、向こう5〜7年間はクレジットカード・ローンが組めない
  • 国の機関紙である「官報」に住所氏名が記載される
  • 手続きが複雑なので、少々時間が掛かる
  • 裁判所などへの予納金など費用がかかる

 

債務整理後の心境

とにかく家を残したまま債務整理が出来たことで、正直ホッとしています。
妻には全てを話し、迷惑は掛けないこと・家は手放さなくて良いことを条件に納得してもらえました。
本来なら離婚されてもおかしくない状況ではありますが、こんな状況になっても私を気遣い付いてきてくれる妻に心から感謝しています。

 

今回は自分が原因での借金ではありませんが、同じような思いを将来産まれてくるであろう自分の子供や妻にさせないためにも、お金をしっかりと管理して振り回されないように生活していかなければならないと思いました。

 

父親が残してくれた大きな社会勉強だと気持ちを切り替えて、完済をしていきたいと思います。
もし借金で悩んでいる方がいたら、自分で悩んでいるだけでは何の解決にもならないのでなるべく早く弁護士・司法書士に相談した方が良いとアドバイスしたいと思います。

 

いかがでしたでしょうか。
個人の民事再生は、家を残したまま債務整理が出来るため近年多くの方が利用する方法でもあります。

 

体験談を参考にして、適切な債務整理方法の参考にしてみてください。