クレジットカードの使いすぎで借金〜任意整理を弁護士に相談・依頼した方の体験談
30代女性Aさんの債務整理体験談〜心の弱さが招いた買い物依存症による借金〜
私は債務整理を弁護士に依頼しました。
債務整理の中の任意整理という方法を経験し、自分の中でお金に対する気持ちが大きく変化しました。
今回、自分が反省する意味も含めて詳細を記述したいと思います。
皆様の参考になれば幸いです。
なぜ借金をしたのか・どのくらいの借金か?
大手の会社で働いていたこともあり、お給料も良かったので自分で稼いだお金で自分の好きな物を購入するということが快感でした。
最初は現金で購入していたのですが、段々とエスカレートしていきクレジットカードを使用してお金を持っていなくても購入するという習慣が当たり前のように付いてしまっていました。
今思えば、あの時の私は買い物依存症だったのだと思います。
買い物をすることでストレスを打ち消し、自分の存在価値を確認していたのです。
その当時は買い物依存症である意識は全くありませんでした。
クレジットカードで購入するようになってから、借金はどんどん膨らんでしまい結局限度額ギリギリの100万円の借金をすることになりました。
債務整理を決意した理由
働いている時にはお給料やボーナスで順調に返済していたのですが、専業主婦になってから思うように返済が出来ず、主人にも自分の家族にも話せずに悩んでいました。
そこで任意整理という方法があると知り、自分の生活を改めるためにもこの機会に一度検討してみようと弁護士の方に相談した次第です。
弁護士に相談した時の心境
私の心の弱さから招いた本当にバカな結果でしたので、厳しい言葉で怒られるのではないか、私がいけないとは言え恐いといったのが正直な心境でした。
そして相談したことで本当に変われるのか・この選択は本当に正しいと言えるのか・自分の今後の生活はどのようになってしまうのか…などとにかく不安と戦っていました。
でもこの息苦しい生活から少しでも解放されるのであれば、この痛みは受けなければならない…そんな決意に満ちていたと思います。
弁護士の対応は
私の相談から実際の任意整理をお任せした弁護士の先生は、50歳くらいの男性の方です。
電話での対応時、厳しい言葉を覚悟で恐る恐る話す私に
「大丈夫ですよ。何でも正直に話して下さい。やり直したいと思って電話をしてこられたのだから、あなたは変われますよ。」
と優しく温かい言葉を掛けて下さいました。
その後、債務整理の知識が全くない私に
- どのような債務整理法があるのか
- 私が選択しようとしている任意整理はどういうものか
- 任意整理をすることのメリットとデメリットについて
- 私にとって任意整理は最適なのか…
ということを分かりやすい言葉で説明して下さいました。
最終的に私は少しであれば家計から返済金を捻出出来る環境にあったため、自分の過ちを反省するためにも・買い物依存症の治療的な意味合いのためにも少しずつでも返済していく任意整理をすることで決着しました。
債務整理後の心境
弁護士の先生のお力添えで無事に任意整理が成立し、毎月少しずつ返済しています。
当然ですが、これから5年間はクレジットカードを作ることも使用することも出来ません。
ショッピングモールに行くと、「これ欲しいな〜。」とウズウズすることはありますが、その欲望をぐっと我慢せざるを得ないので買い物依存症の私には大変良い治療にもなっています。
女性に多いと言われる買い物依存症。
女性が社会進出したことによって、ますます深刻な問題になるのではないかと思います。
本人は中々気が付きにくいので、とても厄介な病気であると思います。
もし周囲に注意してくれる人がいれば、その方の意見を素直に聞き入れましょう。
自分で気が付いた時には、もうどうしようもないことになっている可能性が高いのです。
全額返済し終わったら、新しい自分に生まれ変われる気がしています。
これからはお金の使い方をしっかりして、子供たちにもお金の恐さを伝えていきたいと思います。